日本共産党いわき・双葉地区委員会ブログ

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馬場いさおのかけある記

 何時まで仮設に置くのか!!』

 朝6時少し過ぎ、二本松北小付近で仮設住宅のBさんとバッタリ出会った。3年近く郭内にいたが、Bさんの散歩を見たことがなかった。仮設のタマリ場では常連の人、「一言居士」でもあった。熱いこともあるのだろうが最近はタマリ場には人影がない。

 Bさんとの出会いはしばらくぶりのことである。開口一番『オラごど四畳半の仮設にいつまで置くつもりが』と直言された。『申し訳ない、復興住宅が遅れているものだから』と頭を下げた。遅々として進まない災害公営住宅の現状に、国や県に対する怒りを、二人はぶつけ合ったのです。立ち話は30分ほど続いた。彼は最後に『原発事故は起きてしまった。俺たちはこれからのことが心配だ。何とか先が見えるようにしてくれよ』。避難者の苦しみと願いが込められている。一方、いわきに住宅を求めた友人からは僕一人ではとても判断できない稀有なメールが連続して来ている。僕の立場は明快。「国、東電は逃げることなく最後まで加害者として責任を果たすこと」です。

 避難中の自殺__原因は原発事故__東電に賠償命令

 大きく報じられた8月26日の福島地裁判決、画期的である。ふるさとを丸ごと奪われた一人として原発事故と自死の因果関係をどう判断したのか、僕は重大な関心を持っていた。8月27日には福島地裁いわき支部で第6回の福島原発避難者訴訟が行われた。数人で傍聴に出かけた。残念ながら傍聴券は外れたが、八幡神社の集会所で渡辺はま子さんの夫幹夫さんや原告弁護団の報告を聞くことができた。「涙を流しながら判決を聞いた。納得いく判決を頂いた。」と夫幹夫さんがあいさつ。報告集会のあと僕は「お疲れ様でした。頑張りましたね」と挨拶を交わした。僕は穏やかな彼の表情を見て「東電控訴せず、遺族への謝罪とともに判決に従うべき」と思った。

道理ある判決の意味を考察したい。

 一つは「自殺は原発事故後の避難生活が原因」と明確に断定、正当な賠償命令を下したこと。

 二つは「原発が仮に事故を起こせば、核燃物質が広範に飛散、居住者が避難を余儀なくされる可能性を予見可能」と東電の責任と原発の危険を明確に示したこと。

 三つは「家族の安住の地と生活の場を自らの意思によらず突如失い、終期の見えない避難生活によるストレスは、耐え難えもの」と被災者に寄り添う判決であること。

 8月27日、裁判開始前の決起集会で弁護団共同代表の小野寺氏は「(全国の原発 避難者訴訟で)初戦に於いて全面勝利した意味は大きい。昨日の判決で新たなステ―ジに入った。原発をなくす闘いでも全県民、全国民的立場に立ち、しっかり闘を進める」と挨拶。福島切り捨てを許さない展望も示している。さあ、共に闘おう。

(2013/8/29)