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広野町議・畑中ひろこの広野通信*原発事故被害いわき訴訟-第二回口頭弁論

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 11月21日(木)午後2時から、いわき市平の福島地方裁判所いわき支部において、いわき訴訟の第二回目の口頭弁論が行われました。
 12時半に、裁判所のそばにある八幡神社に、原告や支援者約100名が集まりました。原告団長の伊東達也さんや全国公害訴訟の弁護士の挨拶があり、その後、参加者は裁判所までデモ行進を行いました。いわき訴訟原告団は、この日、1300人を超えました。
 裁判では、原告団から4人の方たちが意見陳述をしました。
 一人目の方は、江戸時代から続く家系で、代々農業を営んできた薗部さんです。こだわりの米作りをしてきて、畑では、大根、馬鈴薯、サツマイモなども作ってきました。また、山では、筍やシイタケも栽培していたそうです。原発事故で豊かな里山の環境が一変し、近所の人や子どもたちにも食べてもらえなくなったこと、生きがいを失い、人間関係までおかしくなったことなどを訴えました。
 二人目は、四倉町の行政区長をされていた渡辺さんです。津波の被害から住民を助けたこと、避難所で区長としての責任を果たすためにやってきたこと、食べ物が入ってこなかったこと、長男は楢葉町に勤めていたので、事故後九州や茨城県に行かなくてはならなかったこと、四倉町の環境回復(除染)を求めること、四倉でも放射能が及ぼす精神的あるいは身体的な苦痛が深刻な状況などを訴えました。
 三人目は、80歳の女性、長谷部さんです。家庭裁判所の調査官をしていたときに少年事件を担当し、人夫出しで原発に違法に派遣され働かされていた少年たちを担当していたことから、原発という産業自体に疑問を持っていたことなどを話しました。自然豊かないわき市に戻してほしい、子供や孫たちに以前のようないわき市を取り戻してそれを手渡してから死にたい、そう思って裁判に参加したと述べました。
 四人目は、小学校の教師を38年間勤めた佐藤さんです。子どもたちが放射能から受ける影響を心配している一人として陳述しました。外で遊べなくなった子どもたちは、運動をしなくなったことで精神面や知能面にも何らかの影響が出てくるのではないか。皆で遊ぶことによって、人間関係を学んだり、何かに耐える力を身に付けることもできるのだと述べました。また、自主避難をすることでそれまでの友人関係を失うことが、子どもの心に与える負担は、大人が想像する以上のものになるのではないか、地産地消と言っていた食育の現場にも大きな影響を及ぼしていると訴えました。ご自身のお孫さんとなかなか会えなくなってしまったこと、いわきの豊かな自然が損なわれ、登山もできなくなったことのストレスは、精神的損害賠償に値するものであり、国も東電も住民に真摯に謝罪しなければならないと述べました。
 この日の裁判で、原告側代理人である弁護団は、法廷に12~13人、被告側(国と東電)代理人の弁護団は16~17人でした。どちらの弁護団席もいっぱいの状態で、傍聴席も30人くらいいたと思います。報道の記者席も10席くらいはあるのですが、記者は3~4人しかいなくて、記者席に傍聴人を入れてくれればいいのにと、私の隣にいた女性と小声でお話しました。それにしても、福島地裁いわき支部は小さい裁判所なのだと思いました。
 次の第三回口頭弁論は、来年1月23日です。
 平成25年11月27日(水)午後2時より、福島原発避難者訴訟(双葉郡原告団)の第二回口頭弁論が開かれます。同じ、福島地裁いわき支部です。デモ行進は、お昼の12時半からです。