日本共産党いわき・双葉地区委員会ブログ

日本共産党いわき双葉地区委員会のページです。

畑中ひろ子の広野通信 いわき平和のつどい

戦争と憲法を考える-第10回いわき平和のつどい

 いわき市文化センターで催された「第10回いわき平和のつどい」に参加しました。
 8月3日は、「はだしのゲン」のアニメ映画が上映されました。私は、「はだしのゲン」を本で読んだことがありませんでした。何巻も発行されていることは知っていましたが、読む機会がなく購読しようともしなかったことを少し後悔しました。0e2d38470bd0a5a7b651b6f65fd7554b

 原爆で父と姉、弟が目の前で死んでいくのを助けることができず、逃げなくてはならなかったゲンと身重のお母さんの悲しみと苦しみを想像することすらできませんでした。アニメの映像から伝わる広島の惨状に胸が押しつぶされそうでした。焼け野原となった広島の地で、ゲンとお母さん、生まれたばかりの赤ん坊の妹は生きていくために食べ物を確保しなければなりませんでした。孤児(みなしご)になった子どもたちとの出会いで、ゲンはお母さんを助け、かばいながら力強く生きようとしました(1945年8月6日の原爆投下でこの年、14万人が亡くなりました)。
 8月4日は、「はだしのゲン2」の上映でした。ゲンと友達になった少年たちの必死に働き生きていく姿が、原爆から生き延びた人々の姿とともに描かれました。
 日本の軍国主義が国民に犠牲を強いてきた事実とともに、アメリカが落とした原爆による悲惨な状況とさらにアメリカが被害を矮(わい)小化しようとしたことも描かれていました。ゲンが前向きで明るい人間であることがこの映画をより素晴らしく感動を与えるものにしていました。
 「はだしのゲン」を観て、福島第一原発を思い浮かべた人は多いはずです。未だに汚染水の海への流出や、それを止める有効な手だても見いだせない福島第一原発、15万人の避難者が先の見通しのない生活を強いられていることなどを。130804_094801

 別室には、展示コーナーがあって、「戦争と憲法について」の展示や「沖縄戦線」のビデオ上映、原発被災地写真展も見ることができました。(写真は、自民党憲法9条、96条等を改悪しようとしている中で、改めて前文や9条の条文そのものも展示されていました。)
 
 8月4日午後、「証言・歴史の流れに逆らった日本軍『山西残留』」と題し、山下正男さんが証言者としてお話をしました。 中国に出兵していた山下さんは、1945年8月に終戦となったにもかかわらず、軍命令で人民解放軍との戦いを余儀なくされ、1954年まで帰国できませんでした(日本軍山西残留)。中国人民開放軍の戦犯管理所で「平和と勤労を愛する真人間になる」教育と更生の日々を送ったことなどが語られました。
Bqomcmaccaakuyg
 山下さんは、ポツダム宣言を受諾した日本なのに、終戦後10年以上も中国で戦争を強いられたことを述べ、日本は憲法を守らなければならないことと尖閣諸島問題を平和的に解決しなければならないと述べました。
 私は、平和のつどいに参加できて本当に良かったと思いました。多くの子どもたちが「はだしのゲン」を観てくれたし、展示コーナーも中身の濃いものでみんなで平和はつくりださなければいけないと強く思いました。
 安倍首相の発言がダブルスタンダード(例えば一方では核廃絶を言い、その一方で原発を輸出する)で、国民に欺瞞の政治を強めようとしていることを展示から感じ取りました。