日本共産党いわき・双葉地区委員会ブログ

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畑中ひろこの広野通信 福島第一原発事故後に出会った人々から学んだこと

 2011年3月11日から、すでに2年3ヶ月が経ち、広野町の復興も少しずつではありますが、進んでいるようにみえます。しかし、東京電力福島第一原発事故の収束は、なかなか先が見えていません。高濃度汚染水を保管するタンクを増やしながらそこに入れていくということや、格納容器の中で溶けてしまったウラン燃料をどのように取り出すのか、根本的な収束や廃炉につなげていくために絶対不可欠な事項についての見通しがありません。
 (町内の)除染作業が進んだとは言ってもすぐに帰還につながらないのは、国や東電の説明に疑問を抱いている住民が多いことにも原因があると思います。なにしろ、3月12日の原子炉建屋の爆発以来、国と東電を信頼できないと多くの人が思い始め、命は自分自身で守るしかないということが共通の認識になったのではないでしょうか。
 私は、日本共産党の町会議員として、あの事故以来、住民の安全安心確保が大前提として優先されなければならないと考えてきました。
 安倍政権が進めようとしている原発再稼働や原発の輸出を絶対許すことはできません。そして、憲法9条を変えて、日本を戦争の出来る国にしようとしていることも許せない、怒りの気持ちでいっぱいです。先の民主党政権安倍政権の閣僚たちが、一部の金持ちを喜ばせようとして国民をないがしろにしている事実を、曖昧な報道でごまかして伝えている一部のマスコミにも怒りの気持ちを向けたいです。
 この2年3ヶ月の間に、いろいろな人々のお話を聞いてきました。電力会社の社員だった人、大学で放射線防護学について教えてきた人、テレビ等で活躍している評論家、地元で原発立地に反対してきた人々、ジャーナリストで双葉郡の取材に来た人、民主的団体の方々(双葉郡の現状を見に来てくれた)を乗せてきたバス会社の人、仮設住宅の人々に聞き取り調査をしてくれた阪神淡路大震災被災者の皆さん、支援物資を届けてくれた埼玉・群馬・兵庫等の医療生協関係者の皆さん、いわき訴訟・避難者訴訟の原告団・弁護団の方々、そして仮設住宅・借り上げ住宅・広野町内にいる町民の皆さん、いわき市小川町の住民の皆さんと日本共産党小川支部の皆さん、日本共産党広野支部の皆さん、まだまだ書き足りない方もいると思いますが、様々な人たちのお話を聞いてきました。
 お話を聞いたり、意見交換したりした中で、私自身が確信を深めたことがいくつかあります。①原発はなくすこと、②憲法を守り、暮らしに生かしていくこと、③税金は社会保障前進のために使わなければならないこと、④増税すればますます格差が広がり、貧困社会が広がること(世の中にはほんのひと握りの金持ちと貧しい大多数の国民がいる社会になること)、⑤電力を湯水のように使わなくてもよい社会に変える必要があることと自然エネルギーを活用すること、⑥働く人たちの人権が守られる社会にすること。
 私たち、旧緊急時避難準備区域の住民が、今不安に思っていることの要素がすべて含まれているのではないでしょうか。一番将来に不安を抱いているのは、子どものいる人であり、若い人々とその人たちを孫や子としている両親だと思います。年金のある人、ない人、原発事故後に仕事をなくした人々もいます。
 北海道電力の元社員・水島能裕さんの記事を書きましたが、水島さんは電力会社に勤務しながらずっと原発に批判的な意見を持ち続けました。会社はなかなか昇進させなかったり、給料にも差別をつけましたが、水島さんは会社を辞めませんでした。なぜ辞めなかったのか。水島さんは次のように言っています。「考え方の違う人間が社内にいたほうがいい。電力会社にとっても原発推進の社員ばかりでは発展できない」「北電のコンプライアンス(法令順守)行動指針があって、『自分の行動は社会の常識からみて正しいと言えるだろうか』という問いかけがある中で、そのコンプライアンスを実行した」。
 私は、日本共産党の議員として、原発はいらない、再稼働を許さない、そして「完全賠償させる会」世話人として、これからも安全安心のための活動で頑張ります。

広野町のニャン子とワン君Photo_3

上浅見川・南山Sさん宅のノンちゃん。Sさんといっしょに記念撮影?しました。楢葉町の自宅に帰還したそうです。