日本共産党いわき・双葉地区委員会ブログ

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広野町議・畑中ひろこの広野通信

月刊誌「女性のひろば」(2013年5月号)より

憲法」希望を紡ぐ言葉―4人の女性の言葉

  4人の女性とは、雨宮処凛(あまみやかりん)さん、池田香代子(いけだかよこ)さん、谷山由子(たにやまゆうこ)さん、藤野美都子(ふじのみつこ)さんです。「女性のひろば」は、日本共産党中央委員会が毎月発行している月刊誌で、わずか300円ですが、内容はとても豊富です。今週は安倍内閣が憲法96条を変えてその先に憲法9条も変えようという動きが強まっている中で、上記の4人の女性の記事を抜粋してお届けします。

作家・活動家 雨宮処凛さん
「周りの生きづらさに踏み込んでいったとき、生きるために使える武器が憲法だった」
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 生活保護の問題では、扶養義務が強められていますし、介護でも自助・共助や家族の絆が強調され、「政府は責任を負いません。どんなに苦しくても、一家心中すれすれでも本人が努力し、家族で支えてください」という方向に進もうとしているように感じます。自民党政府は、バッシングを最大限利用して人と人とを分断し、人間として最低限の暮らしさえ壊して、社会の底が抜けてしまう方向に向かわせようとしています。お笑い芸人の母親が生活保護を受けているプライバシーをさらして攻撃し、「生活保護を受けることが恥ずかしいと思わなくなったことが問題だ」などと言ったのが自民党片山さつき議員だ…。「憲法25条」の生存権、健康で文化的な最低限の生活を営む権利が標的に生活保護が切り下げられ、弱者を切り捨てる政治も始まっています。

エッセイスト 池田香代子さん
憲法に命を吹き込んできたのは私たち国民自身の努力です」

 憲法が生まれて70年近く、多くの人たちが闘ってきたのは憲法12条の「国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」の実践です。過労死裁判など、今も多くの方が人権のためにたたかっています。憲法に命を吹き込んできたのは、そういう人々を先頭にした私たち国民自身の努力です。なのに「押し付け憲法」だなんていうのは私たちに対して失礼だと思います。

日本国際ボランティアセンター アフガニスタン事業担当 谷山由子さん
「いま大切なのは武力ではなく、対話ができる太いパイプを互いにつくり、将来のことを一緒に紡いでいくことです」

 東日本大震災が起きたとき、アフガニスタンの人々は、日本のことをとても心配して、励ましのメッセージをくれました。女子学校が建つのを心待ちにしている女の子は「今とても大変なので日本に学校を建ててもらっています。日本が困ったら今度は助けます」と話してくれました。
 「NGOって物をあげることじゃないんですね。村のことは村の人が決めていく。その中で『自分たちの生活は自分たちで変えられるんだ』という自信を持っていくことが復興していく上で大切だと実感した」現地のスタッフがそう言ってくれたことがうれしかったです。 

福島県立医科大学 藤野美都子さん
憲法の本質切り崩す96条改定。そのあとに『戦争できる国づくり』が…」

 
 憲法96条(改憲の発議要件)は、「各議院の総議員数の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を得なければならない」としています。今、自民党はじめ日本維新の会みんなの党などはこの発議の要件を「過半数」に引き下げようとしています。憲法にはそもそも「権力を拘束する」という本質的な性格があります。その憲法を変えるための手続きを緩和(かんわ)するのは、拘束される側の権力が自分たちを縛(しば)っているものを緩(ゆる)くするということです。
 96条を改定したあとにやってくるのは9条の改正でしょう。軍事力による国家防衛という道を選択せず、権力に対して戦争の放棄と戦力の不保持を求めた9条はその前提として武力を排し、積極的に平和を構築することを求めています。主権者として自分たちで権利を守る行動が必要なのではと思うようになりました。