日本共産党いわき・双葉地区委員会ブログ

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広野町議・畑中ひろこの広野通信 原発事故被害者らが国会内で東京電力・政府と交渉

 昨年11月20日に続き、2月20日(火)、東京電力と政府に対して交渉を行いました。安倍自民党政府に代わり、原発事故にどのような対応をするか注目される中で、「被害者である福島県民の声を聞け!」「子どもたちが安心して生活できる福島に戻せ!」「賠償を被害者の立場で行え!」などの声を交渉による追求で前進させるためです。今回は、東京電力と政府を同席させて行いました。会場は東京の衆議院第一議員会館の1階多目的会議室で、午後1時半から午後5時過ぎまでの交渉でした。

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 私たちは、いわき市役所を午前7時半に出発しましたが、いわきと双葉郡の人々38名が参加しました。いわき市、県北の会や県外からも多くの人が参加し総勢180名でした。中には茨城県から沖縄に避難した人、山形や新潟に避難している人々もいて、福島からの避難先は日本全国だと説明がありました。
 いわき地裁に訴訟を起こした楢葉町原告団の方たちも参加して、会場では代表2人が発言しました。原発立地の時から反対してきた早川篤雄さんは、スリーマイル島チェルノブイリ、日本の原発で多発したトラブルや臨界事故などの年代、月日を示しての抗議文を読み上げ、東電は警告を無視し続け、住民を騙し続けた上に事故を起こしたと告発しました。原発政策の歴史は、地域住民を金で動かし、騙し続けた歴史だと強い口調で述べました。いわきからの参加者だけではなく、いろいろなところに避難している人々が多くの発言をしました。
 交渉での要求事項をお知らせします。

賠償
【国および東電に対して】―中間指針等に定める精神的 痛に対する慰謝料
・支払対象地域につき支払範囲を画する根拠を明らかに すること
・支払対象地域を拡大すること
・支払対象地域につき支払期間を画する根拠を明らかに すること
・支払対象期間を延長すること
・支払対象額につき、支払額を画する根拠を明らかにすること
・支払対象額を引き上げること
東電に対して】
東京電力は中間指針等の定めによらず独自に支払対象とする場合の考え方および考慮事項に ついて明らかにすること
・避難した家族などに会いにいくための費用(交通費・宿泊費など)を負担すること
・通勤可能な避難先から就業地までの通勤にか かる費用を負担すること

医療・健康管理
【国に対して】
・すべての原発事故被害者および避難者に対し て内部被ばくの健診を含む医療サービスを無 償で実施すること
・避難者の避難先におけるホールボディカウン ターの拡充、整備を速やかに行うこと
・すべての原発事故被害者および避難者に対して尿検査を速やかに実施すること
東電に対して】
・内部被ばくの健診を含む医療サービスにかかる費用を全額負担すること

生活再建等
【国に対して】
(1)住宅など
・避難者に対する借り上げ住宅の提供等の生活支援策を国の責任のもとで期限を設けることな く実施すること
・借り上げ住宅につき合理的な理由がある場合には住み替えを認めること
・借り上げ住宅および所在地域の除雪を国の責任で行うこと
(2)その他
・避難者に対する高速道路の無料化を実施すること

 国も東京電力も、被害者に対して、あまりにも冷酷な答えに終始しました。会場にいたすべての被災者が、これから何度も交渉に来なければ国や東電の姿勢を変えさせることはできないと考えたと思います。しかし、それなりに前進があった意義のある交渉であったと思えるものになりました。それは、現地説明会の開催、避難・検査・除雪費用などの検討(東電)であり、借上期間の延長や、原発除染労働者の雇用問題等への国の対応を見直しさせることです。

広野町のニャン子とワン君

上浅見川・南沢Sさん宅のノンちゃん。楢葉町から原発事故後にやってきましたが、すっかりSさん宅の子になったようです。ニャン子たちとも仲良しです。

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